人間関係のこと

旦那を嫌いになっても離婚しない/その心境をママ友の話から考えてみた

 

こんにちは、しゅうへいです

 

嫁さんから聞いた話をシェアさせてください

 

「今日ね、ランチでママ友のユキさんと話しててさ、すごいこと言ってたよ」

 

僕はスマホを見ながら

「へえ、なに~」って生返事をしたんですよね

 

そういう話はだいたい長くなるんで

正直そこまで身構えていなかったんです

 

でも続いた言葉で

思わずスマホを置きました

 

「ユキさん、旦那さんのこと、正直もう好きじゃないんだって!でも離婚はしたくないらしいよ」

 

好きじゃない

でも離婚はしない

 

矛盾しているようで

なんだかすごくリアルな響きだったんですよね

 

何だか全くの他人事とも思えませんでした

 

俺たち夫婦にも

そういう危うい時期が確かにありましたからね

 

 

旦那を嫌いになった理由が驚くほど地味だった

 

俺は思わず聞いたんです

 

「なんかあったの?浮気とか?」

 

嫁さんは首を振りました

 

「ううん、全然そういうんじゃないの!もっと地味」

 

「脱いだ靴下を裏返しのまま洗濯カゴに入れるとか、飲んだコップをそのままシンクに置くとか、そういうのの積み重ねなんだって」

 

正直、最初は「え、それだけで?」と思いました

 

でも嫁さんの表情を見て、口をつぐみました

 

「あのね、一個一個は本当に小さいの。でも毎日毎日、何年も続くとね。『この人、私を家政婦だと思ってるのかな』って気持ちになるんだって。悪気がないのが、逆にきついらしいよ。悪気があったら怒れるけど、悪気がないと、ただ諦めていくだけだから」

 

嫁さんは、さらに続けます

 

「それにね、そういう家事のことだけじゃないんだって。誕生日にさ、旦那が『何が欲しい?』って聞いてくるからプレゼントかと思ったら、『じゃあ自分で好きなの買っといて』ってお金だけ渡されたらしいよ。祝ってほしいんじゃなくて、ちゃんと自分のために考えてほしいだけなのに、って言ってた」

 

僕は「あぁ……それはちょっと分かる気がするな~」って言いました

 

「でしょ?」

 

「あとね、話しかけてもスマホから顔も上げないで『うんうん』って生返事なんだって。後で『それ、言ったよね?』って確認しても『聞いてない』の一点張り。だんだん、自分の存在が家の中で透明人間みたいになっていくって。そこにいるのに、いないみたいに扱われるのが、いちばん寂しいって言ってたよ」

 

嫁さんから聞いた

エピソードの一つ一つが

妙に胸に刺さったんですよね

 

僕は自分のことを思い出して

ちょっと背筋が寒くなりました

 

そして嫁さんが話しかけてきたときに

スマホから目を離さず「うんうん」と返した

ついさっきの自分を思い出して、もっと寒くなりました(笑)

 

夫として傲慢だった新婚時代は離婚の危機もあった

 

嫁さんの話を聞きながら

僕はふと

新婚だった頃を思い出したんです

 

当時の自分たちは

お金の使い方でしょっちゅうぶつかっていたんで(汗)

 

僕は独身時代の感覚が抜けず

欲しいものはポンと買ってしまうタイプ

 

嫁さんは一円単位で値段を見比べる堅実派

 

僕が高いものを買うと嫁さんから

「なんで相談してくれないの?」と

よく言われてました

 

「自分で稼いだ金だし」と返してた自分を

今ならぶん殴ってやりたいくらいです

 

嫁さんは根気強く

「これは私たちの生活の話なんだよ」と

言い続けてくれました

 

そんな関係が変わったのは

僕が転職して収入がガクンと下がったとき

 

合わせる顔がない僕に

嫁さんは「じゃあ私も働くよ」と言ってパートに出てくれたんです

 

「謝ることじゃないよ!二人で乗り越えればいいだけでしょ」

 

二人で乗り越えればいい

 

あんなにお金でぶつかっていた相手が

いちばんお金が苦しいときに

いちばん頼りになったんですよね

 

あの頃のもめ事は無駄じゃなかったんだと

今なら思えるから不思議です

 

起きた事実は変えられませんが

解釈は後からでも変えられるんですね

 

旦那嫌いでも離婚しない理由は「お金」だった

 

だからこそ

ママ友の話には考えさせられたんです

 

「でもさ、そこまで嫌なら離婚とか考えないの?」って僕は聞いちゃいました

 

嫁さんはため息をついて...

 

「考えてはいるみたいだよ。でもね、現実的に無理なんだって。子どもがまだ小さくて、フルタイムで働けない。今の生活費は旦那さんの収入があるから成り立ってるわけで、離婚したら一気に生活が回らなくなる。『嫌いだけど、この人の給料で生きてる』って、そう言ってたよ」

 

俺は言葉に詰まりました

 

同じ「お金」でも

うちとはまるで逆だと思ったんです

 

うちはお金が苦しいときに二人で肩を組んだ

 

でもそのママ友の家は

お金だけが二人をつなぎとめている

 

「なんかさ、愛情とかそういうんじゃなくて、もう生活のインフラみたいな存在になってるって言ってたよ。電気とか水道みたいなもんだって。好きとか嫌いとかじゃなくて、無いと困るから契約を続けてる、みたいな」

 

嫁にインフラと言われる夫

 

その表現に

僕はなんとも言えない気持ちになりました

 

うちだって一歩間違えば

そうなっていたのかもしれませんしね

 

あの転職のとき

もし嫁さんが俺を責めていたら...

 

もし僕が「自分で稼いだ金」と

言い続ける男のままだったら...

 

同じ「お金の問題」が

僕たちを結びつけるんじゃなくて

引き裂いていたかもしれないんですよね

 

旦那を一瞬で嫌いになる妻って実は少ないのかも

 

ママ友さんの話を聞いたあと

僕は嫁さんに聞きたかったんです

 

「うちは大丈夫かな?」って

 

でも、聞けませんでした(笑)

 

もし「大丈夫だよ」と言われても安心しきれないですし

 

もし少しでも間があったら

それはそれで不安が増すばかり

 

だからこれまでと同じように

食後の食器洗いや掃除など

自分のできることをしっかりやろうと思いました

 

あと嫁さんが話しかけてきたら

スマホも一度止めて

ちゃんと顔を見て聞くように心がけてます

 

嫁さんは何も言わなかったけど

たぶん気づいているんだと思います

 

夫婦関係って

一度好き同士になったからといって

一生安泰というものじゃないってことを

 

あの新婚期のもめ事も

収入が減ったときの不安も

 

その都度その都度

二人で選び直してきた結果として

今があるんですよね

 

選び続けなければ

簡単にほどけてしまう

 

ママ友の家だって

きっとどこかに選び直せたはずのタイミングが

いくつもあったんだと思います

 

靴下一枚

コップ一個を

 

そして相手の話のひとつを

お互いがまだ気にかけていられたうちに

 

ママ友さん家の話は

決して他人事じゃない

 

どこの家庭にも

静かに積もっていくものがあるんですよね

 

愛情って一気に壊れることなんて

実は少ないのかもしれない

 

多くの場合

それは靴下一枚

コップ一個

そして聞き流したひと言の重さで

少しずつ壊れていくんだと思います

 

だから今日も僕は

自分の出来ることをやっていきます

 

あのとき「二人で乗り越えればいい」と言ってくれた人を

今度は俺が支えられるように

 

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