こんにちは、しゅうへいです
今日は同い年くらいの取引先の方と
飲んだときに出た話です
「親父が倒れてさ、兄弟で揉めてるんだよ」
その人はぽつりとそう言いました。
仕事の愚痴よりも
こちらの方がよっぽど重たい顔をしていたんですよね
僕はまだ
自分の親の介護を
本格的に経験したわけではありません
でも、親戚の家を何軒か見てきて
「これは他人事じゃないな」と
最近つくづく思うようになりました
うまくいった家と
ぐちゃぐちゃになってしまった家
その差を僕なりにお伝えしようと思います
介護で兄弟げんかになった叔父の家の話
母方の叔父が認知症になったとき
従兄弟3人で揉めに揉めました
長男が遠方、次男が地元
三男がその中間くらいの距離
結局、地元の次男夫婦に
介護がぜんぶ乗っかってしまったんです
最初は「みんなで支えよう」と
言っていたんですよ
でも、いざ始まってみると
動くのは結局その場にいる人だけ
長男はお金は出すけれど顔は出さない
三男は「仕事が忙しい」の一点張り
そしてある日
次男の奥さんが
とうとう限界を迎えました
「私たちばっかり、なんで?」
この一言で
兄弟仲は一気に冷え込んでしまったんです
きっと、誰も悪気はなかったと思います
だからこそ、余計に切ない話なんですよね
親の介護で僕が見た「揉める家」の共通点
何軒か見てきて思うのは
こじれてしまう家には
<b>共通したパターン</b>があるということです
1. 「誰がやるか」を最後まで決めない
なんとなくの流れで
近くに住んでいる人が背負ってしまう
でも、それを<b>正式に決めていない</b>から
やっている本人に不満がたまっていきます
「自然とそうなった」という形が
実は一番もめやすいんですよね
2. お金の話を避ける
介護にはリアルにお金がかかります
オムツ、施設の費用、通院の交通費
ひとつひとつは小さくても
積み重なると大きな負担になります
それを「言いにくいから」と
うやむやにしてしまうと
後になって爆発してしまうんですよね
3. 「ありがとう」が言えない
これは地味ですが、とても大きいです
やってもらっている側が
当たり前という顔をしていると
やっている側は本当につらくなります
逆に言えば、
ここさえ押さえられれば
ずいぶん変わってくるはずです
介護が上手くいったうまくいった伯母の家の話
父方の伯母が亡くなる前
最後の数年は施設と在宅の半々でした
ここの従姉妹たちは
驚くほど揉めなかったんです
なぜだろうと考えてみたら
ちゃんと<b>役割分担を最初に決めていた</b>から
だと気づきました
- 長女がお金の管理
- 次女が施設との連絡係
- 末っ子が休日のサポート
完璧でなくていいんです
でも「自分は何をするのか」がはっきりしていました
そして何より
LINEグループで毎日報告し合っていました
「今日は機嫌よかったよ」
「薬がきれそう、誰か買える?」
この<b>こまめな共有</b>が
不公平感を消していたんだと思います
顔を合わせていなくても
気持ちはちゃんとつながっていたんですよね
介護の話し合いで最初に決めるべき3つのこと
親戚の家を見てきて
「これは先に決めておくべきだ」と
強く感じたことがあります
1.キーパーソンを1人決める
すべてを平等にというのは
正直、難しいものです
<b>中心になって動く人</b>を1人決めて
その人に決定権を寄せておく
ただし、その人に丸投げしないことが大前提です
2.お金の出どころを明確にする
親の年金や貯金から出すのか
兄弟で分担するのか
ここを最初にオープンにしておきます
通帳を1人だけが握っていると
あとで「使い込んだのでは?」という
疑いが生まれてしまうこともあるからです
3.「やれない人」の役割も決める
遠方で動けない人は
金銭面でカバーする
「来られないなら、その分こうする」と
決めておけば、お互いに納得できるんですよね
動けないことを責めるのではなく
別の形で支えてもらう
そう考えると、少し気持ちが楽になります
親が元気なうちに聞いておきたいこと
これが、いちばん大事かもしれませんね
揉めてしまう家のほとんどは
<b>親本人の希望を聞いていなかった</b>んです
- どこで最期を迎えたいか
- 施設は嫌なのか構わないのか
- 延命治療をどう考えているか
こういうことって縁起でもないと
つい避けてしまいがちな話題ですよね
でも、元気なうちに一度でも
話しておくだけでいざというときの判断が
まったく違ってきます
僕もお正月に実家へ帰ったとき
さりげなく父に聞いてみようと思っています
「もしものとき、どうしたい?」と
重い空気にならないように
お酒でも飲みながら軽い調子で
介護は「準備した家」が強い
親戚の家を何軒も見てきて
僕がたどり着いた結論はとてもシンプルでした
<b>事前に話し合った家は強い</b>
逆になんとなくの流れで始まった家は
だいたいどこかで揉めてしまいます
- キーパーソンを決める
- お金をオープンにする
- 親の希望を聞いておく
この3つを押さえておくだけでも
未来の兄弟げんかはかなり防げるはずです
親の介護はいつか必ずやってきます
そのとき兄弟が敵ではなく
味方でいられるように
今のうちから
少しずつ話しておきたいものですね
僕もまずはお正月から
始めてみようと思っています
介護のあとにはもうひとつの「話し合い」が待っている
これは、あまり口に出したくない話かもしれません
でも、介護が一段落したあとには
たいてい<b>相続</b>という
もうひとつの話し合いが待っています
僕が見てきた家でも
介護のときに揉めた兄弟は
相続のときにもまた揉めていました
「あのとき自分ばかり苦労した」
「あいつは何もしなかったのに」
介護のときに生まれた小さなしこりが
お金の話になった途端
一気に表に出てきてしまうんですよね
逆に介護を協力し合えた家は
相続の話し合いも
比較的おだやかに進んでいました
不思議なものですが
介護のときに育てた信頼関係が
そのまま次の場面にも持ち越されていくんだと思います
だからこそ介護の段階から
兄弟との関係を大切にしておくことは
めぐりめぐって自分のためにもなる
僕はそんなふうに感じています
相続の話はまた別の機会に
あらためて書いてみようと思いますが
まずは「兄弟仲を大切にすること」がすべての土台になる
それだけは
お伝えしておきたかったんです