仕事がしんどいとき
「辞めたいけど、この年で辞めるのは怖い」と
同じところをぐるぐる考え続けてしまうことってありますよね
辞めれば楽になるかもしれない
でも続ければなんとかなるかもしれない
どちらを選んでも後悔しそうで
結局その日も出社してしまう
そんな時期が僕にもありました
この記事では
その頃に感じていたことを
振り返りながら書いてみようと思います
仕事を辞めたいとマジで考えるようになった出来事
朝、起き上がるのに時間がかかるようになった
いちばんはじめに変わったのは朝でした
目覚まし時計が鳴っても
しばらく布団の中から出られない
以前なら考えもしなかったことです
出社する支度をしながら
今日も一日乗り切れるだろうか
そんな不安が先に立つようにもなっていました
- 営業成績
- クレーム対応
- 評価のされ方などなど
終わりの見えない忙しさが
少しずつ積み重なっていたんだと思います
ある日、嫁さんに
「最近、顔つきが疲れてるよ」と言われて
自分では気づいていなかったぶんだけ、はっとしました
辞めたいより「このままではまずい」と思った
不思議なもので
最初に浮かんだのは「辞めたい」という言葉ではなく
「このままではまずい」という感覚のほうでした
仕事を辞めることへの迷いよりも先に
自分の体と心の状態に対する心配が大きかったんです
家族がいて住宅ローンもある
そう簡単に仕事を手放せる立場ではないという自覚もありました
それでも
このまま同じペースで走り続けたら
いずれ本当に倒れてしまうのではないか
そんな漠然とした怖さが
心のどこかにずっとあったんです
仕事を続ける理由は簡単で辞める理由は難しい
続ける理由はいくらでも挙げられる
続けるべき理由を挙げるのは簡単でした
- 収入が途切れる不安
- 転職先が見つかる保証のなさ
- 今さら新しい職場に慣れられるのかという自信のなさ
40歳という年齢が
その一つひとつに重みを加えてきます
周りを見渡しても
同世代で転職している人はそう多くなく
今の立場を手放すのは惜しい気もしていました
ただ「続ける理由」を並べているとき
自分でも気づいていました
それはどれも辞めない理由であって
今の仕事を続けたい理由ではないってことに
辞める理由は言語化しづらい
いっぽうで辞めたい理由をうまく言葉にできませんでした
はっきりしたパワハラがあったわけでも
給料そのものに大きな不満があったわけでもありません
ただ売り上げや粗利など
目標達成への重圧は年々増してきてました
当然と言えば当然なんですけどね
自分はキャリアを重ねていく
会社は常に前年度を上回るために
成長しようとしているわけですから
それでも
もしこのまま出世したとしたら
この重圧がさらに大きくなるなんじゃないかという
漠然とした怖さは年々大きくなってきました
仕事中に気が休まる瞬間がほとんどない
周りに相談しても
「みんな多かれ少なかれ同じだよ」と言われることが多く
自分の感覚のほうがおかしいのかなって思ってたりしました
今はこうして当時を振り返ることができます
しかし当時の僕は
何の答えも出せないまま
毎日を過ごしていました
仕事を辞めるとき一番しんどかったのは上司に伝える瞬間
言い出す日を何度も先延ばしにした
辞めるかどうかを自分の中で決めたあとも
しばらく動けない時期がありました
決めたことと
それを人に伝えることは
まったく別の重さだったんです
「今日話そう」と思っても
上司の予定を確認しているうちに
「今日はやめておこう」となる
そんな日が
一週間、二週間と続きました
頭の中では
話す内容も言い方も
何度も組み立てていました
それでも
実際に声をかける場面を想像するだけで
気後れして胃のあたりが重くなるんです
拒絶されるわけでもないのに
怒られるわけでもないかもしれないのに
ただ「辞めます」と言うこと自体が
これまでで一番気の重い作業に感じられました
実際に伝えた日のこと
結局、伝えたのは
自分で決めた期限を過ぎてからでした
これ以上延ばしたら
また来月も同じことを繰り返すと分かっていたからです
上司に時間をもらって
二人だけの場で
思っていたことをそのまま話しました
不思議なもので
話し始めてしまえば
想像していたほどの時間はかかりませんでした
上司は驚いた様子でしたが
怒鳴られることもなく
「そうか」と一言返されて
拍子抜けするくらい静かに受け止められたんです
あれだけ身構えていたのに
終わってみれば数分の出来事でした
辞意を伝えたあとに分かったこと
辞意を伝え終えたあと
体から力が抜けるような感覚がありました
辞める決断そのものより
その決断を言葉にする瞬間のほうが
自分にとってはよほど大きな壁だったんだと
そのときになって気づきました
振り返ると
怖がっていたのは上司の反応そのものではなく
「言い出したら、もう後戻りできない」という感覚だったように思います
言葉にしてしまえば
あとは手続きが進んでいくだけなのに
その最初の一歩が一番重かったんです
言い出せないときの選択肢も知っておく
当時の僕は結局
自分の口で伝える道を選びました
あの重さを思い出すと
誰にでも同じようにできるとは限らないとも感じます
パワハラのような状況だったり
どうしても顔を合わせるのがつらい関係だったりすれば
自分で切り出すことがさらに高い壁になることもあるはずです
そういうときの選択肢の一つとして
退職代行サービスについて書かれたこんな記事も
気持ちを軽くするきっかけになるかもしれません
仕事を辞めた今だから思うこと
答えを急がなくてもよかった
当時の僕は
辞めるか続けるか
どちらかにすぐ答えを出さなければいけないと思い込んでいました
でも振り返ってみると
結論を急いで勢いだけで決めていたら
後悔を抱えていたかもしれません
迷っている時間そのものが
無駄だったとは思えないんですよね
一度きりの人生を我慢だけに使わなくていい
仕事を続けるにしても
別の道を選ぶにしても
大事なのは自分の体と心の状態に正直でいることなんだと思います
我慢すれば報われる
という考え方だけでは
体のほうが先に音を上げてしまうこともあります
もし今
同じように迷っている方がいたら
どちらかを急いで選ぶ前に
まずは自分の生活を少し整えてみることから始めてみてください
答えはそのあと
きっと今より見えやすくなっていると思います